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酩酊することは、人間の基本的な欲求です。薬物の消費は人類そのものと同じくらい古くからあります。アルコールが私たちの社会に完全に溶け込み、それで酔わない人がいればほとんど珍しいとさえ見なされる一方で、それ以外のあらゆる物質は徹底的に忌避されています。
すでに100年以上続いているこの禁止は、実のところ個々の物質の客観的な毒性とはほとんど関係がなく、歴史的にはむしろ経済的・イデオロギー的な原因に基づいています。大麻と同様に、他の多くの物質についても、禁止はエビデンスに基づいていません。いわゆるハードドラッグの多くには、実際に医療上の可能性があることが証明されています。マジックマッシュルームやMDMAのような物質が、うつ病などの精神疾患に対して治癒的に作用しうることを、複数の研究が示しています。
これらの物質は今日に至るまで違法ですが、需要がある所には必ず市場が生まれます。それは世界のどんな法律をもってしても阻止できません。昔からよく知られた物質のほとんどが禁止されているため、15年以上前から、禁止された物質の分子をわずかに変化させ、そうして禁止された原物質に匹敵する作用を持つ合法的な代替品をつくり出すことが、一般的な手法となっています。
これに対する立法者の答えは、まず個々の物質の禁止、のちには物質群全体の禁止でした。ドイツではすでに2016年から施行されているのと同様に、オランダでも、個々の薬物だけでなく物質群全体を禁止する法律が導入されることになりました。
3つの物質群が対象に
具体的には、この禁止によって3つの物質群が対象となります。それらは、あらゆる種類の合成カンナビノイド、2-フェネチルアミンのすべての誘導体、そしてすべてのピペリジン類を含みます。分かりやすく言えば、事実上すべてのパーティードラッグと、Spice製品で知られているような古典的な合成カンナビノイドのすべてが禁止されるということです。合成カンナビノイドは、2007年にSpiceが市場に登場したときに、国際的に本格的に知られるようになった最初の物質群でした。なぜそのような物質がそもそも市場で流通しているのかは明白です。大麻のように比較的副作用の少ない天然産物が禁止され、その所持が厳しい法的結果をもって処罰されるからです。
それでも同等の作用を求める需要は存在し、それは世界のどんな法律でもなくすことができないため、合成カンナビノイドの市場が発展しました。これらは、CB1受容体に作用し、そのためTHCの作用を紛らわしいほどよく模倣しうる物質の、何百種類もの化学的な変化形を含みます。これらの物質には、合法であり、原物質とは構造的に類縁関係がないため薬物検査で検出できないという大きな利点があります。
もし大麻が合法で、とりわけ、その数日前にジョイントを吸ったからといって運転免許や生活基盤のことで怯えなくてよいのであれば、市場に合成カンナビノイドはまったく存在しないでしょう。禁止そのものが、研究されていない、命にかかわる可能性のあるカンナビノイドが、無害な天然産物の代用品として消費される事態を招いたのです。その後の数年間には、他の数多くの禁止薬物についても、わずかに化学的に変化させた代替物質が市場に登場しました。
その非常に大きな部分は、興奮剤の分野に属します。これらは、MDMAやスピードのような古典的なパーティードラッグの代用物質として使われています。2016年にドイツは新精神活性物質法を導入し、これにより単一の物質だけでなく物質群全体を禁止することが可能になりました。同様の法律が、オランダでも7月1日に施行されます。
禁止政策こそが、毒性の高い代替物質の蔓延を招く
しかし、物質群を禁止したところで問題が解決するわけではなく、むしろその逆です。そもそも薬物が禁止されている理由として立法者が挙げる主な論拠の一つは、健康の保護です。ところが、物質群を禁止すると、まさにその正反対の結果になります。もともと違法だった薬物が、何十年も前から知られていて、そのリスクも詳細に研究されている場合には、危険性はまだ見通せる範囲にとどまっていました。しかし、ほとんど研究されていない代替物質では、すでに事情が異なります。ある代替物質群が禁止されると、遅かれ早かれ、禁止された物質群の作用を模倣する新たな物質群を作り出す方法が見つかります。
問題は、この新しい物質群が、その前に禁止された物質群よりもはるかに研究されていないことです。このいたちごっこは、薬物政策が現在のような仕組みで機能している限り続きます。酩酊への欲求は、どんな法律でも禁じることはできず、需要がある限り、さらに改変され、さらに研究されていない物質群による新たな市場が形成されていきます。この傾向がまさにそのとおりに続いていることは、ドイツでこの10年近く観察できます。特にカンナビノイドでは、禁止のたびに、さらに改変されたいっそうエキゾチックな新しいカンナビノイドが市場に登場することが示されました。
その結果、今では構造式も分子式も見つからないカンナビノイドまで存在し、自分が何を摂取しているのか、もはや誰にも分からなくなっています。そして今、オランダも同じ道を進もうとしており、このやり方でカンナビノイドやその他の物質群を市場から排除できると思い込んでいます。
昔から知られている物質の管理された解禁こそ唯一の解決策
健康保護の観点からすれば、進歩的な薬物政策とは、長く知られていてそのリスクも詳細に分かっている薬物を、管理された枠組みの中で解禁することにほかなりません。過去100年の薬物政策は失敗に終わったのだと、そろそろ認めなければなりません。現在の薬物政策は、役に立った以上にはるかに大きな害をもたらしました。現状は、健康の保護も青少年の保護も提供していません。研究されていない代替物質よりも健康上のリスクが明らかにはるかに少ない、禁止されたオリジナルの物質を管理された枠組みの中で解禁すれば、薬物政策は大きく前進することになるでしょう。
禁止イデオロギーの信奉者たちが予言した恐ろしいシナリオは、大麻に加えてほかの薬物も解禁されたところで現実にはなりません。それは、米国でますます多くの地域に見られます。例えばシアトルは数年前、天然のサイケデリクスの所持を合法化しました。これらは、人類が数千年にわたって共に歩んできた物質です。その多くは高い医療的価値を持っています。解禁に伴って、犯罪統計が上昇することも、そのほかの悪影響が出ることもありませんでした。唯一の違いは、これらの物質の使用者がもはや犯罪者ではなくなったこと、そして合法の側にいるために、何度も改変された代替物質を必要としなくなったことです。
出典
(当時の法案の原文。今回、そのまま施行されました)







































